写真:高円宮杯チャンピオンシップ時の廣末陸(青森山田)

 12月30日に開幕した第95回全国高校サッカー選手権もいよいよ戦いの舞台を埼玉スタジアム2002に移す。

 全国総体優勝校でJ内定の3選手DF杉岡大暉、DF原輝綺、MF高宇洋らを擁する市立船橋(千葉)に続き、鹿島アントラーズ内定のDF小田逸稀、ガンバ大阪内定のMF高江麗央、ジュビロ磐田内定のMF藤川虎太朗の3選手を擁する前回大会覇者が東福岡(福岡)が埼玉スタジアム2002決戦を前に姿を消した。4強入りを果たしたのは東福岡撃破の東海大仰星(大阪)、青森山田(青森)、佐野日大(栃木)、前橋育英(群馬)の4校。

 準決勝第1試合では東福岡撃破の東海大仰星と高円宮杯チャンピオンシップに続く2冠を目指す青森山田が激突。3回戦では富山第一(富山)、準決勝では東福岡と選手権制覇の経験のある強豪校を連破しての準決勝進出。対するFC東京内定GK廣末陸、千葉内定MF高橋壱晟ら擁する青森山田は優勝候補が埼玉スタジアム2002を前に続々と姿を消す中、準々決勝の正智深谷(埼玉)では疲れも見え、大会初失点を喫しながらも3得点を奪い、ここまで3戦13得点1失点で準決勝進出を決めた。初の選手権制覇まで2つと迫った“東北の雄”がファイナルをかけた戦いに臨む。

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▽第95回全国高校サッカー選手権
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