準優勝の富山第一

 令和元年度全国高校サッカーインターハイ(総体)に北信越と東海地区からは9校が出場し、富山第一(富山)が見事に準優勝。北越(新潟)は優勝候補筆頭だった青森山田(青森)を破る金星を挙げた。

 北越が高校年代最高峰のリーグ、プレミアリーグEASTでも今年無敗だった青森山田から金星を挙げた。先制に成功するも、追いつかれたが1-1で突入したPK戦を見事に制しジャイアントキリング達成。北越は2011年度の新潟明訓以来の新潟県勢としての8強入りを果たした。4強をかけた準々決勝では京都橘(京都)に敗れるも''青森山田撃破''という強烈なインパクトを残した。2年連続での出場となった松本国際(長野)は、2度追いつくも高知(高知)に振り切られ初戦敗退。名門・富山第一(富山)は、昨年度に続き桐光学園(神奈川1)に敗れるも自己最高となる準優勝でフィニッシュした。夏の王者をかけたファイナルでは富山第一が試合を押し気味に展開。ラストワンプレーで決勝ゴールを許し無念のV逸となるも、沖縄の地で新たな歴史を刻んだ。

 名門・星稜(石川)は、水戸商(茨城)に0-1で敗戦。シュート僅か1本で無念の初戦敗退となった。丸岡(福井)は終盤の猛攻実らず桐光学園に3回戦で0-1で敗れた。清水桜が丘(静岡)は、優勝候補の一角だった東福岡(福岡)に完封勝ちするも次戦で桐光学園にPK戦の末に敗れた。名経大高蔵(愛知)は、京都橘のFW梅村脩斗にハットトリックを許し0-3の完封負けで3回戦敗退となった。2回戦に臨んだ帝京大可児(岐阜)は、0-0からのPK戦の末、4-5で徳島市立(徳島)に敗れ2回戦敗退。県内2冠の四日市中央工(三重)は尚志(福島)に初戦で0-5で敗れた。

▽出場校一覧
新潟予選北越(12年ぶり3回目)・・・8強
長野予選松本国際(2年連続4回目)・・・1回戦
富山予選富山第一(3年連続28回目)・・・準優勝
石川予選星稜(8年連続27回目)・・・1回戦
福井予選丸岡(2年ぶり31回目)・・・3回戦
静岡予選清水桜が丘(4年ぶり2回目)・・・2回戦
愛知予選名経大高蔵(2年ぶり2回目)・・・3回戦
岐阜予選帝京大可児(2年ぶり6回目)・・・2回戦
三重予選四日市中央工(4年ぶり29回目))・・・1回戦

▽令和元年度全国高校サッカーインターハイ(総体)予選
令和元年度全国高校サッカーインターハイ(総体)