昌平戦では自分たちのミスも重なり、後半に2失点。しかし、開幕前に抱えていた課題はしっかり修正し、ゴール前で綻ぶ場面はほとんどなかった。

 攻撃陣は武田や松木に加え、最前線の田中翔太(3年)や左サイドハーフの浦川流輝亜も好調を維持。今大会は7名にゴールが生まれており、どこからでも得点を取れるのは心強い。また、青森山田伝統のセットプレーは今大会も健在。バリエーションは豊富で、内田陽介のロングスローからもチャンスを作れている。

 攻守に隙がない青森山田。準決勝ではテクニカルなサッカーを見せる帝京長岡が相手となる。晴山岬(3年/町田入団内定)、谷内田哲平(3年/京都入団内定)の2枚看板は脅威だが、連覇を目指す絶対王者に死角はない。

▽第98回全国高校サッカー選手権
第98回全国高校サッカー選手権