中盤や前線にタレントが揃う帝京(写真=松尾祐希)

 夏の日本一を決める全国高校サッカーインターハイ(総体)が7月24日から徳島県内で行われ、28日に準々決勝が開催される。

 【フォトギャラリー】青森山田 vs 帝京

 帝京vs岡山学芸館は見どころの多い一戦だ。

 過去に3度、大会を制している帝京は2007年度以来のベスト8進出となる。今年のチームは中盤や前線にタレントを揃えており、大会前から評判は高かった。プロ注目のストライカー・齊藤慈斗(3年)やキャプテンのFW伊藤聡太(3年)を軸に連動性の高い攻撃を展開し、サイドハーフの橋本マリーク識史(3年)や松本琉雅(3年)も個人技で局面を打開する術を持っている。

 タレント揃いの攻撃陣を操るボランチの田中遥稀(3年)も好調で、高精度のキックでチャンスを演出する。3回戦の丸岡戦では直接FKで決勝点を奪うだけではなく、CKから2つのゴールをお膳立てしている。「全国大会はレベルが高いのでめちゃくちゃ楽しい」とは伊藤の言葉。勢いに乗るカナリア軍団が復活を目指し、準々決勝に挑む。

【次のページ】 復活を期す帝京と躍進を狙う岡山学芸館…準決勝に進むのは【準々決勝展望Aブロック】(2)

▽令和4年度全国高校サッカーインターハイ(総体)
令和4年度全国高校サッカーインターハイ(総体)