躍進を続ける湘南工大附(写真=会田健司)

 対する湘南工大附は3回戦で優勝候補の一角である履正社を撃破し、1981年度以来となる4強進出まであと1勝に迫る。87年度大会以来の出場となるインターハイの舞台だが、今大会は台風の目として躍進を続けている。2回戦からの登場となり、初戦では九州国際大付を4−0で撃破。MF大木啓汰(3年)がハットトリックを達成するなど、攻撃陣がきっちりと結果を残した。

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 続く履正社との大一番は接戦となった。大木のゴールで先行したが、後半に追い付かれる展開に。だが、なんとか失点を最小限に留め、PK戦で勝利を手にした。好調の大木を軸に攻撃を仕掛け、キャプテンのDF三浦翔遼人(3年)を中心に我慢強く戦えれば、41年ぶりの準決勝進出も見えてくるはずだ。

(文=松尾祐希)

▽令和4年度全国高校サッカーインターハイ(総体)
令和4年度全国高校サッカーインターハイ(総体)