大津は前橋育英を2年連続で撃破

 今年のチームは選手権準優勝を経験したメンバーが小林と田原瑠衣しかおらず、春先から苦戦。夏以降に調子を上げ、U-18高円宮杯プレミアリーグWESTでも6連勝を果たして最高の状態で選手権に入ってきた。本大会では苦戦を強いられる試合も多かったが、選手の経験値は開幕前とは比べものにならない。個々の力を見違えるように上がってきた。とりわけ、サイドハーフは充実しており、主力の田原以外にも個性的なタレントが揃う。香山太良、中馬颯太、岩崎大翔(ともに3年)はスピードと技術を兼ね備えており、誰がスタメンで起用されても遜色ない。途中から出場しても流れを変える切り札となるだけに、サイドハーフの人材に事を欠かさないのはチームの武器になっている。また、下級生の成長も著しく、左SB田辺幸久(2年)は今大会で輝きを放っている選手のひとり。球際の強さと正確なキックを武器に攻守で存在感を高めており、右SBの坂本翼(3年)と並んでチームのキーマンになりつつある。昨季はあと一歩のところで優勝を逃しただけに、今年に懸ける想いは強い。そうしたモチベーションもチームにとっては追い風で、初優勝に向けて視界は良好だ。

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▽第101回全国高校サッカー選手権
第101回全国高校サッカー選手権