帝京第三(山梨)は主将のMF辻友翔(3年)、櫻井元舟(3年)など中盤の技巧派が揃う好チームだ。「良いサッカーをしていても勝てないイメージは今年で変えようとしている」と話すのは辻で、ゴール前での決定力や守備強度を高めた結果が8年ぶりの大舞台に繋がった。初芝橋本は3年ぶりの出場だが、FW朝野夏輝(3年)を頂点とした3トップの破壊力は魅力十分。後ろにはDF石丸晴大(3年)、切り札にもFW大薗一柊(3年)がいるため、虎視眈々と上位を狙っている。MF仲谷俊(2年)、FW髙谷遼太(3年)らアタッカー陣の活躍が目を惹くのが堀越(東京A)。身体能力の高さが光るDF岡田瑛斗(2年)とFW大荒陽平(3年)の二枚看板を全面に押し出す今治東中等教育学校(愛媛)との一戦は最後まで目が離せない展開が予想される。

(文・写真=森田将義)

▽第102回全国高校サッカー選手権
第102回全国高校サッカー選手権