DF山本凌(写真=Masashi Tsuchiya)
12月28日から来年1月8日まで首都圏内で熱戦が展開される第102回全国高校サッカー選手権。この冬の檜舞台でヒーローとなるのは誰か――。サッカー専門新聞エル・ゴラッソ発行「高校サッカー名鑑」の協力の下、注目タレントをピックアップした。必見の注目選手を紹介する。
【6】DF山本凌(明秀日立/3年)
「中学時代は完全なレギュラーではなかったという。「知り合いが誰もいない場所で変わりたいと思って」愛知から単身茨城へ。明秀日立で心身ともに大きく成長を遂げたキャプテンは、真夏の総体で日本一のカップを笑顔で掲げた。
8月末からは負傷で長期離脱を強いられたが、県予選準々決勝で2カ月ぶりに戦線復帰すると、最終ラインを率いて優勝に貢献。「試合に出ていない人も、勝ったらうれしいと思ってほしい」。チームの一体感の醸成に腐心してきたその成果は、確実に応援席にも表れている。夏冬連覇への挑戦権を有するのは彼らだけ。見据えるのは国立の表彰台で味わう歓喜一択だ。
(文=土屋雅史)
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