その他にも実力校が揃っている点がCブロックの特徴だ。矢板中央(栃木)は昨年、ベスト8まで進出。当時、高橋健司監督は「冬に強い矢板中央ではなく、夏にシフトチェンジしてきている」と口にしていたが、DF永井健慎(2年)やFW堀内凰希(3年)など実力派が在籍する今年も上位を伺うだけの力はある。司令塔のMF長井隆之介(3年)に注目の東海大相模(神奈川2)、2014年以来のインターハイ出場を果たした駒澤大学高等学校(東京2)といった関東勢にも上位進出のチャンスはありそうだ。
その他の地域にも魅力的なチームが揃っている。瀬戸内(広島)はMF長村星波(3年)を中心としたパスワークからMF武田直大(3年)のスピードでサイドを崩すのが攻撃パターン。前線にも昨年の鹿児島国体での活躍が印象的だったFW上岡士恩(3年)がいる。昨夏以降、全国大会への出場を続ける遠野(岩手)もDF菊池晃太(3年)、MF馬場大瀬(3年)など卒業後の活躍が期待できる選手がいるため、注目する価値はある。スピードに乗った仕掛けが魅力の三重のMF水野愛斗(2年)も要チェックのタレントだ。
▽令和6年度全国高校サッカーインターハイ(総体)
令和6年度全国高校サッカーインターハイ(総体)