東福岡イレブン(写真=矢島公彦)

 赤い彗星こと東福岡の復活も今大会のトピックだ。3大会ぶりに選手権に帰ってくると、堅守を武器に躍進。CB大坪聖央(3年)とCB山禄涼平(3年)を軸にタフな守りを見せ、県予選の3試合を含めて準々決勝まで7戦連続で無失点だった。準決勝では1-0で迎えた後半の立ち上がりに崩れ、開始13分で3失点を喫したが、残したインパクトは強烈。「3年後には伝統のサイドアタックも復活させたい」と今季から指揮をとった平岡道浩監督が振り返った通り、攻撃面に課題を残しているが、名門復活に向けて前進したのは間違いない。

▽第103回全国高校サッカー選手権大会
第103回全国高校サッカー選手権大会