
前橋育英イレブン(写真=矢島公彦)
第103回全国高校サッカー選手権大会は前橋育英の7年ぶり2度目の優勝で幕を閉じた。
振り返れば、今大会も多くの選手が輝きを放ち、可能性を示している。優勝した前橋育英はFWオノノジュ慶吏、FW佐藤耕太、MF石井陽、MF黒沢佑晟といった3年生がチームを牽引した一方でレギュラーの半数は2年生。左サイドハーフの10番・平林尊琉は持ち前のテクニックでチャンスを作り出し、161cmのドリブラー・白井誠也はスーパーサブとして攻撃のアクセントとなった。体調不良でフル稼働できなかったが、ボランチの柴野快仁は流経大柏との決勝で貴重な同点ゴールを決めている。そして、何より素晴らしかったのは最終ライン。右SBの瀧口眞大、ボランチでもプレー可能な左SB竹ノ谷優駕、松田直樹に憧れるというCB久保遥夢は下級生ながら主軸として活躍。2年生主体のチームで優勝した点を踏まえれば、来季も楽しみになるのは間違いない。
▽第103回全国高校サッカー選手権大会
第103回全国高校サッカー選手権大会