神村学園DF中野陽斗(3年)
Bブロックはインターハイ王者である神村学園(鹿児島)が頭一つ抜けた存在だ。いわきFC内定のDF中野陽斗(3年)、アビスパ福岡内定のMF福島和毅(3年)、FC町田ゼルビア内定のFW徳村楓大(3年)と各所にJ内定選手が揃うだけでなく、U-17日本代表のDF竹野楓太(2年)など脇にも実力者が揃う。
見ていて楽しい攻撃的なサッカーを展開する一方、我慢強さが足りず大事な場面で勝ち切れない点が課題ではあったが、夏の日本一で払しょくできた意味は大きい。「インターハイは厳しい相手に対してもしっかり勝ち切ることができたし、失点してもめげずに取り返しいけて、自分たちのメンタルの強さが出ていた」と話すのは主将の中野で、上手さに心身ともにタフさを備えていることが今年の強み。再び気を引き締め、2冠を目指しに行く。初戦の2回戦で当たる東海学園(愛知)はDF笹木碧斗(3年)を中心とした守備で接戦を勝ち上がってきた予選の再現を狙う。
第104回全国高校サッカー選手権
