岡山学芸館FW山田悠斗(3年)

 反対の山にも楽しみなチームが揃う。中でも岡山学芸館(岡山)と日大藤沢(神奈川)は2回戦屈指の好カードと言えるだろう。「今年はどちらかというと攻撃力があって、プリンスでも点が取れている」。高原良明監督がそう評する岡山学芸館は、その破壊力は44得点を奪ったプリンスリーグ中国でも証明済み。MF万代大和(3年)、FW山田悠斗(3年)ら実力者が揃い、交代で入った選手もきっちり仕事ができる。守備にもDF江口陽向(3年)や要注目のMF吉岡大和(2年)がおり、日本一となった3年前のようにトーナメントを勝ち上がっても不思議ではない。

 対する日大藤沢も上位進出を狙える好チームで主将のGK橋本友翔(3年)、DF榎本来輝(3年)など大会の主役候補になりえる選手がいる。予選決勝で全国大会出場に導くゴールを奪った大型のFW有川啓介(3年)の存在も心強い。ホームといえる等々力会場で準々決勝までの3試合を戦えるメリットを最大限に生かし、上位進出を狙う。

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▽第104回全国高校サッカー選手権
第104回全国高校サッカー選手権