新潟明訓坂本和也監督(写真=新潟明訓)

ーーインターハイ、北越に敗れて県ベスト4。

 インターハイは全国で青森山田(青森)を倒してベスト8まで勝ち上がった北越(新潟)に敗れました。この試合は前半で3失点して、後半は吹っ切れた。結果としては敗れましたが、内容的にはこの試合の後半がシーズンベストだったかもしれません。いくら良いサッカーをしても結果が出なければ説得力がないことは自覚しています。

ーー明確なゲームプランの重要性。

 ハーフタイムでしっかり気持ちを切り替えられたこと、チームとしてやるべきことがはっきりしたこと、ゲームのプランが明確になることでこれほどまでに選手たちは迷いなくプレー出来るのかと。私自身も分かっていたことではあるんですが、再確認というか、気付きがありました。

ーー選手権も県ベスト4で日本文理に敗戦。

 日本文理(新潟)に負けた試合ですが、またこの試合も良い試合で…(笑)。主導権を握る時間帯も長く攻撃する時間も長かった。足も止まることなく最後まで走ることも出来た。でも最後に勝敗を分けたのは自分たちのミスでした。ミスからの失点で逆に主導権を握られた。相手はウチのミスを上手く突いて勝利したという点から試合巧者だったのかなと思います。

ーーミスからの失点はダメージ大。

 自分たちのミスからの失点は、1点以上に精神的なダメージがとにかく大きい。高校生ということもありますが、メンタル面からくるプレーへの影響力が強い。一瞬にして流れが変わりました。自分たちが落ち込む以上に、相手を乗せてしまいました。

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