日体大柏高校サッカー部(写真提供=日体大柏高校サッカー部)

ーー練習や普段の生活で、監督自身、また選手たちはコロナ前とコロナ後で変わったことはありますか?

 今までの当たり前が当たり前ではなかったことを痛感しましたね。改めてサッカーができることのありがたみを感じています。まだ今までのような生活に戻れた訳ではなく不安な日々は続いていますが、チームとして練習や試合ができることは本当にありがたいことだと感じています。選手ももちろん同じことを感じていると思います。だからこそ、練習だったり、試合だったり、ピッチ外のことも含めて一つひとつのことを大事にできるようになってきたのかなと感じています。

 また、コロナに感染しないように、感染させないようにしなくてはいけないので、危機管理意識は私も選手も高く持っています。毎日の検温などをする中で、自分を見つめ直す、自分の体のことを知ることにもつながっているのかなと思います。

ーー日体大柏高校サッカー部のセールスポイントはどういったところでしょうか?

 最大の特徴は柏レイソルとの相互支援契約を結んでいる点ですね。レイソルのトップチームがあり、その下にアカデミーがありますが、U-18と横並びで日体大柏があるというところで、柏レイソルとしても日体大柏と柏レイソルU-18からプロ選手を輩出することを目標として掲げています。レイソルも含めて強化している部分はセールスポイントだと思います。Jクラブと部活をミックスしたハイブリッドな指導、同じ学校に通う柏レイソルU-18と日体大柏サッカー部の選手交流を含め、プロを身近に感じられるという部分においても大きなメリットがあると思っています。

ーー今シーズンの目標としていることなどはありますでしょうか?

 4月から県リーグが始まりますが、そこを勝ち抜いてプリンスリーグに昇格すること、そしてインターハイ、選手権で勝って、全国大会に出場するということを目標に戦っていきます。