根引監督は「選手と向き合う」ことを大切にしている(写真提供=日体大柏高校サッカー部)

 市立船橋や流通経済大柏の“二強”をはじめ、習志野、八千代など数え切れないほど強豪チームがしのぎを削る日本屈指の激戦区・千葉。そんな強豪中の1つとして最近注目されているの日体大柏高校は、2019年のインターハイ千葉予選において“二強”に競り勝ち優勝を果たすなど、近年メキメキと力をつけてきている。そんなチームの構成や現状などについて根引謙介監督に話をうかがった。

ーー現在、チームの部員数やカテゴリー構成などはどのような形なのでしょうか?

 現在の部員は110名ほどで、カテゴリーは「Aチーム」「Bチーム」「Cチーム」「1年生」の4つに分かれています。

ーー日体大柏高校が目指しているサッカーとはどういったところでしょうか?

 攻守で主導権を握る「攻撃的なサッカー」をテーマとして掲げています。アグレッシブに、ダイナミックにゴールを目指すサッカーですね。

ーーチームに求める選手とはどういった選手ですか?

 技術が高い選手ということもポイントとしてはありますが、まずはサッカーに対して真摯に、真剣に取り組むことができる選手ですね。それと「個性」がある選手ですね。体の強さだったり、スピードだったり、足元の技術だったり、個性がある選手は、その個性を活かす、個性がしっかりと表現できるような指導を心掛けていますね。

ーー選手のスカウティングやセレクションなどはされていらっしゃいますか? またその際は、どういった点を重要視しているのでしょうか?

 スカウティングもしています。弊校では柏レイソルさんと相互支援を目的とした提携を結んでいますのでセレクションもその一環として柏レイソルさんと合同で行っています。

 スカウティングやセレクションの際には、技術的な部分はもちろん、その子の個性、秀でている部分をチェックしていますね。その他では例えば休憩中の動作だったり、話をしたときの受け答えなどプレー以外の性格的な部分もチェックしています。

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