広島国際学院が掲げるスローガンは「堅忍不抜」(写真=会田健司)
昨年度の第101回全国高校サッカー選手権広島予選で準優勝を飾り、今年度の令和5年度全国高校サッカーインターハイ(総体)広島予選ではついに優勝を遂げ、初の全国出場を果たした広島国際学院。その躍進の要因は何なのか。全国大会を目前に控える谷﨑元樹監督に話を訊いた。
ーー今年の夏についに全国大会出場を成し遂げましたけど、どういった要因があったからだと感じられていますか?
やっぱり地道にやってきたことが実ったんだと思っています。シード校と当たると負ける時期が長く続きましたけど、シード校と当たっても何とか勝てそうじゃないかっていう力を付けてきて、19年に人工芝の練習グラウンドができて、3年前に新人戦で準優勝して一つの壁を突破できた。それから昨年の選手権でも準優勝して、今回ついに突破できましたから。
ーー瀬越総監督が昨年まで長く率いてこられました。今年に受け継ぐにあたって、プレッシャーもかなりあったのではないかと思います。
僕の性格的にも、それはなかったです(笑)。まだまだ新興勢力ですし、思いきってやっていけばいいと思っていたので、心労が溜まるほどのプレッシャーはなかったです。総監督になった瀬越先生もすごく関わってくれている。マネジメントに長けていていろんなサポートをしてくださっているので、僕は本当にサッカーだけに向き合わさせてもらっているので、すごくありがたいです。