宮崎日大の南光太監督(写真=古部亮)
2020年度に全国高校サッカー選手権大会に初出場すると、その翌年も県代表として全国ベスト16入り、今年からはプリンスリーグ九州2部を戦い、今夏にはインターハイ出場も果たした宮崎日大。過去には清水エスパルスで主将を務める鈴木義宣など4名のJリーガーを輩出し、今年度はDF松下衣舞希が、同校初で、宮崎県では17年ぶりとなる高卒でのJリーグ内定を果たした。そんな近年宮崎県で力を付けている躍進校を率いる南光太監督に話を伺った。
ーーまずは南監督の経歴を教えて下さい。
大分市出身で国見高校に進学しました。プロサッカー選手を目指して、高校卒業と同時に水戸ホーリーホックに入団しました。しかしわずかな時間でプロキャリアを終えて、ホンダロックSC(現在はミネベアミツミFC)で28歳まで会社に勤めながらプレーをして、それから現役を引退したあとに宮崎日大に声を掛けてもらいました。
ーー国見高校へ入学のきっかけは何ですか?
同じ中学校の先輩に永井秀樹さん、弟の永井篤志さん、三浦敦寛さんがいて、僕の兄が一緒にサッカーをやっていたので、あの青と黄色のユニホームに憧れていたんです。絶対に行きたいと思っていたところ、小嶺(忠敏)先生からも声を掛けていただき入学しました。