ーーサッカー人として、今思うこと

 サッカーをやっている場合じゃないという状況下で、今までサッカーをできることを当たり前だと思っていましたが、当たり前じゃないことに気づかされました。人の生活が当たり前にできる前提で、サッカーは娯楽として楽しむものなので、そういう中で自分たちサッカー選手は生きているというのを実感しましたね。今の状況下で僕らができることは、「ない」と言ってもいいかもしれない。ただ、自粛する中でチームや選手がやるべきことをやっていき、サッカーができるようになった時に、サポーターに最高のプレーが見せられるように準備して行こうと思って日々準備しています。

ーー最後に、高校年代のプレーヤーにメッセージをお願いします。

 僕自身は「努力すれば、なんでも叶う」というのは正直疑問に思っています。ただ、だからと言って、努力しないというのは違います。努力するというのは前提で、やっとスタートラインに立てます。

Jリーグに入りたいという選手もいると思いますが、今の時代はそこだけが道じゃないし、東南アジアだったり、世界にサッカーチームはあるので、どこのチームがみんなの可能性を見出してくれるかわかりません。

プロになりたいなら、人の何倍も努力すべきで、諦めなければプロになる可能性は上がってきます。諦めない、努力するって人の方が成功する確率が高いので、そういう姿勢を持ってプロになりたいと本気で望む人は頑張って欲しいなと思います。

(取材=編集部 写真=©TOKYO VERDY)

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