東京ヴェルディ DF近藤直也選手/ ©TOKYO VERDY)
小学5年生の時には柏レイソルジュニアのセレクションに合格するも、地理的な事情で入団を断念し、中学サッカー部へ。中学卒業後は県内屈指の進学校である茨城県立竹園高等学校へ進学。学校から往復3時間かけて、高校時から入団した柏レイソルユースの練習に通う生活を開始。卒業後はそのままプロの道へ進み、現在は東京ヴェルディでプレーしながら、フットサルコートとサッカースクールの経営をする。サッカーを始めるきっかけから、プロサッカー選手になり、プロサッカー選手をやりながら自身のスクールを経営するに至るまでを伺った。
ーー早稲田大学や慶応大学への推薦入学も勧められたということですが、大学進学をせずにプロサッカー選手として進むことを決めた理由を教えてください。
学校の成績が良かったので指定校推薦の話はあり、高校2年生の最後の試験は学年4位の成績を取れていました。
もちろん大学進学という選択肢はあったものの、僕自身はプロサッカー選手になることに何の迷いもなかったです。なぜなら僕の生活は高校入学した時点ですでにサッカーを中心とした生活に完全になっていましたし、大学に行きたければ後でいけると思っていました。
母親にプロになることを話した時にはあまり喜んでもらえなかったですね。成績が良かったというのもあったので、「大学へ行きなさい」という話を受けました。
一方、父親は筑波大学の教授だったこともあり、反対されるかなと思いましたが、「大学はいつでも行けるからプロになるチャンスがあるなら挑戦してみたら」と言ってくれました。ただし、その代わりプロになって3年以内に試合に出られなかったら、諦めるという条件の下でプロになることを決めました。当時、トップチームのメンバーにすら入れない人がたくさんいたので、この条件はそんなに簡単なものではありませんでしたが・・・。
ーーなぜプロになれたと思いますか?
DFへのポジション変更が僕の人生の転機でしたね。サテライトの監督の存在があったから、DFにポジションを変更し、ユースでもスタメン定着することもできたし、そこがあったからプロになることもできました。
DFと攻める側のポジションだと、どちらが好きかと言われれば、攻める側のポジションの方が実は好きなので、僕にどこでもできる能力があれば、そちらを選択しますね(笑)。攻める側はやはり一発決めればヒーローになりますが、DFは90分完璧でもロスタイムで失点したらダメになってしまうというので、難しいポジションだと思います。
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