相生学院MF白倉琉聖(写真提供=相生学院サッカー部)

 世界最高峰であるプレミアリーグ・アーセナルの元GKコーチであるジェリー・ペイトンを監督として招聘、第100回全国高校サッカー選手権兵庫予選では初の決勝進出を果たし話題を集めた相生学院。決勝トーナメント2回戦では、後にプリンス関西1部昇格を掴んだ強豪・報徳学園を撃破。決勝では後半終了間際の失点で惜しくも名門・滝川第二に敗れたが、その戦いぶりはサッカーシーンに強烈な印象を残した。そんな新鋭チームをまとめた主将・白倉琉聖選手にインタビューを行った。

ーー現時点での自分自身のストロングポイントはどういったところですか?

 自分のストロングポイントは「前への強さ」や「空気づくり」です。空中戦や球際の前への強さは自分の武器だと思います。ボールを取り切るのはもちろんですが、フィフティフィフティのボールをマイボールにする球際も強みだと思います。

 「空気づくり」はチームが勝つために必要な試合前の準備や、私生活での声がけ。ミーティングで選ぶ言葉などもストロングポイントと言えると思います。試合中で激しくプレーをして背中で仲間を引っ張ること、迫力ある声がけで勢いをつけさせるのも強みだと思います。

ーー逆に現時点での課題はどういったところだと考えていますか?

 現時点での課題は「アジリティ」と「運動量」だと思っています。素早く体を動かすことはまだまだウィークポイントです。そこにしっかりと向き合えるようになればストロングポイントがより光ると思っています。「運動量」は1試合通してどんな相手にもフルパワーを使い続けられる力がまだ足りていません。もっとスタミナをつければ相手にとって嫌な選手に近づけると思います。

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