関大北陽MF田中悠矢(写真=会田健司)

――実際キャプテンになってみてプレッシャーは感じますか?

 歴史があるっていうのもありますし、去年全国に出ているというのもあるのでプレッシャーは凄くあります。去年直哉さんを傍で見てきたんですが、実際にやってみると「こんなに大変なのか」と思いました。頭を休める時間がないというか、常に気を張っていないとあかんし、気を抜いたらボロが出てしまって。裏選手権の後にケガで抜けていた時期には自分の弱い面が出てしまって監督に怒られてしまったり。「常に自覚を持て」と言われているので、気を抜かないようにしています。

――関大北陽を選んだ理由は何だったんですか?

 京都サンガでユースに上がれなかった時に、高校をどうするかをあまり考えていなくて、その時はどの高校が強いのかもわからない状態だったので、一から調べないといけなくて。サンガからはなるべく早く決めた方がいいと言われていて、僕は勉強も頑張っている方だったので、大学進学の事も考えた上でいくつかの高校を勧めてもらって、行った時に環境も良くて「ここやったら自分の技も磨ける」と思って関大北陽に決めさせてもらいました。

――環境が良かったというのはどんなところがですか?

 トレーナーさんもいてスタッフが充実しているというのもあったんですが、なによりチームの雰囲気が凄く良かったです。僕は京都なんですが、大阪独特の明るい感じが凄く居心地が良くて「ここしかないな」と思いました。それと練習場が学校と一緒にあって、学校が終わった後にバスで移動しなくてよかったり、ウエイトルームが校舎の真横にあったり、学校で全て出来るというのが良いところだと思います。

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