試合前のリライアンスFヤングチャンプスU-18(写真=会田健司)

――日本の高校年代を代表するチームである青森山田と対戦してみていかがでしたか?

 本当に強かったです。何が凄いかって言ったら精神面ですね。スピリットが頭抜けていました。勝ちにこだわる姿勢、一つのボールを手放さない情熱ですね。これをこの年代で注入できるコーチ陣の素晴らしさに脱帽です。僕たちの選手からすれば、こんな経験は出来ないので、これを見て何を学ぶかで変わってくると思いますし、素晴らしい経験をさせて頂きました。

――試合前のミーティングでは選手たちにどんな話をしましたか?

 まずは青森山田の昨日の東福岡との試合を分析して、彼らが何をしたいのか、それに対して僕たちが何をできるのかというところの話をしました。プランはあったんですが、前半に精神的にのまれてしまいました。序盤で4失点したところで、戦えていないと選手たちにも伝えましたし、それは彼らが一番感じていると思います。ただ後半は戦う姿勢をみせることが出来たと思いますので、戦術面よりも精神的なところ。それが出来ないとサッカーをする意味がないと思いますので、今後はもっとそういうことに比重を置いて教えていこうと思います。

――インドではどのようなリーグを戦っているのでしょうか?

 この年代ではトップレベルのチームです。国内でU-18のチームと戦えば今日と逆の立場に僕らがなることが多いです。ですので今日の結果というのをインドの人たちにわかってもらうことが凄く重要だと思いますし、もちろん負けたことは心が痛いんですけども、犠牲を払ってでもこのサニックス杯という大きな大会に僕たちが参加できるということは大きな意味があって、これをポジティブなエナジーに変えていけるように頑張っていきたいと思います。

【次のページ】 インドのチームを率いて青森山田と対戦した和泉新監督「スピリットが頭抜けていました」(3)