インタビューに快く応じてくれた寺島氏(写真=多田哲平)

――考えて行動するというのは物事の基本かもしれませんね。

 はい、そのおかげで視野を広く持てるようにもなりましたね。ビジネス界では豊富な経験あるわけではないので、常に勉強しながらですが、仕事に対してもいろんな視点やチャレンジ精神を持ってできるのは、セパタクローを続けてきたからだなと。

――では寺島さん自身の今後のビジョンを教えてください。

 ひとつは、自分を育ててくれたセパタクローという競技を、これからは指導者として貢献して結果を残したい。このスポーツの未来を明るくしていきたいんです。指導者としては2026年に日本でアジア大会があるので、そこで金メダルを取るのが目標です。もうひとつはや自分を育ててくれたサッカー界やスポーツ界に何かしら還元したいです。セパタクローを介してでもいいですし、このジムを使ってサッカー選手やアスリートのパフォーマンスを上げることにもっと関わっていきたいと思ってます。

――最後に今の高校生にアドバイスをいただけますか。

 サッカーも、今の生活も、将来のことも、自分の頭でたくさん考えることが大事です。僕もセパタクローをやるようになってから、そして大人になってから、その大切さをより感じています。自分の未来を作るのは、今の行動しかない。それを意識して毎日を過ごしてほしいなと思います。