石山凌太郎
フランスリーグ2部のアジャクシオと契約した浦和西の石山凌太郎。後編では契約に至るまでのサクセスストーリーはどのような歩みだったのか。そして高校サッカー選手権に向けた想いも尋ねてみた。
――趣味の延長でやっていましたが、サッカーに対する意識が変わったタイミングはいつですか?
代理人の方に声をかけてもらってからですね。高校2年生の冬に話を頂いてから、そこから本気でプロを目指して見ようと思えるようになりました。
――元々プロになることを考えていなかったと思うのですが、すぐに欧州で勝負してみたいという気持ちは湧いて来ましたか?
話をもらった時、そこまで否定的に考えていたわけではなくて、むしろ面白そうと思ったんです。特に海外へ挑戦できる点が魅力的で、もしこれがJリーグからの誘いだったら、断っていたかもしれないですね。
――そこから日々の取り組みや意識で変わった点はありますか?
変わりましたね。常に自分が今何をすべきかを考えて、行動をしていました。
――具体的にいうとどこが変わったのでしょうか?
今までは何気なくトレーニングをやっていましたが、フランスで新しいチャレンジをすると決めてからは、浦和Jrユース時代のように一つずつこだわってやるようになりました。試合でもミスをしたら考えるようにして、これではヨーロッパでは通用しないと思っていましたね。ピッチ外ではプロテインを買って飲むようにして、ストレッチを重点的にやるようになりました。