石山凌太郎
――欧州では足が伸びてくる感覚がありますし、ボールを奪いにくる積極的な守備が多いと聞きます。そこに対してもすんなり対応できましたか?
接触プレーがあまりなかったのですが、足も速いし、当たりも強い。「そこで足が出てくるか」という感覚があって、日本とは違うなと感じました。なので、最初は相手の特徴が分からなかったのでタッチ数を少なくして、日本ではターンするような場面でも敵が来ていれば無理をせずに叩いて、もう一度ボールをもらいにいく動きを繰り返していました。時差も含めて身体が慣れて来たタイミングで、トップチームの下のBチームと練習をした際は武器であるドリブルを出せました。間合いとかにも慣れて来たのが大きかったと思います。
――2週間ではアジャストできない選手が多い中で、上手くプレーできた理由は?
頭を常にフル回転していました。ぼーっとしていたら、すぐに終わってしまうのでそこは意識しながらプレーをしていました。
――手応えをつかんで帰って来てから、どういう経緯で入団が決まったのでしょうか。
向こうは取るか取らないかの判断をすぐにしてくれるので、普通に夏休みが終わって、9月半ばぐらいに合格の連絡をもらいました。
――いきなりプロになるという点で親御さんはどういう反応だったのでしょうか?
自分の意見を尊重してくれる親なので、そういう意味では恵まれていたなと思います。