甲南大学 柳川雅樹監督(写真提供=甲南大学サッカー部)
2019年に監督に就任し、1年で甲南大学を関西1部リーグに昇格させた柳川雅樹監督。柳川監督は現役時代、ヴィッセル神戸でキャリアをスタートさせ複数のクラブを渡り歩くと、2015年からはフィリピンでもプレー。甲南大学で監督としてのキャリアをスタートさせた柳川監督にお話を伺った。
ーーまずは現役時代の経歴を簡単に教えて頂けますか?
ヴィッセル神戸U-15、ヴィッセル神戸U-18、ヴィッセル神戸のトップチームで2006から2009年までプレーをして、ヴァンフォーレ甲府に1年間レンタル、半年間ヴィッセル神戸、その後ザスパ草津に行って、2012年は栃木SCで1年間プレーして、2013と2014年でガイナーレ鳥取、そこから3年間フィリピンのクラブに行って、そこでは選手をやりながら指導者もやっていました。
ーー指導者を目指したきっかけはありましたか?
指導者を目指してはいなかったんです。いくつか理由があって、フィリピンにいた頃の最後2年間は選手兼指導者という形でやっていて、昇格チームながらフィリピン1部リーグ4位、翌年は6位という成績を残せました。選手をしながらではありましたが、国のトップリーグを指導する経験が得られて、「指導者の醍醐味」を味わうことが出来たので、引退してからすぐ指導者をやるっていうマインドではなかったんです。なので引退してからは1年間空いていて、色んなことに挑戦したいというのもあったので、指導者になろうとは思っていなかったですね。
ーー引退してからはどんな仕事をされていましたか?
選手を続けるかどうかというタイミングで、鈴木規郎(FC東京やヴィッセル神戸などでプレー)から一緒に代理人をやらないかと誘いを受けて 代理人の仕事に関わっていました。本当はあと数年間海外でプレーしたいと思っていたのですが、タイミング悪く怪我をしてしまったこともあり移籍しづらい状況に追い込まれて、「これもタイミングかな」と思って引退を決意し、共同で代理人の会社を立ち上げることになりました。