
城西国際大学・福井 哲監督
2017年3月から城西国際大サッカー部の指揮を執り始めた福井哲監督は長年、育成年代の指導に携わってきた。その卓越した理論と方法論によってチームをまとめ上げていく力に定評がある。監督2年目を迎えた今年、さらに“福井イズム”を注入すべく、さまざまな改革に乗り出している。今年の抱負や目標とともに新たな取り組みについても聞いた。
――昨年の戦いを振り返って?リーグ優勝するには勝ち点1が足りませんでした。その事実を考えると、もちろん取りこぼしをしてはいけないし、優勝を争うような強豪との試合では最低限勝ち点1を拾っていかないといけない。昨年を思い出すと、同じ対戦相手に二度、僅差で負けてしまいました。こういう試合をしないためにも勝負どころではきっちり勝ち点を取っていけるチームにしたいと考えています。――1年間、チームを指導されてきて感じることは何ですか?
僕が監督に就任してから、選手たちに一貫していい続けているのは主体性や自主性です。言い換えれば、「選手たちの主体性や自主性をいかに引き出すか」が僕ら指導陣の仕事だと考えています。トレーニングへの取り組む姿勢だったり、日ごろの生活態度であったり、そういう部分はすべて主体性や自主性に基づくものなので、そこを自覚してほしいと思っています。ちょっと厳しい話をすると、まだまだ甘えているなと感じる部分があって、何事にも受動的というか、自らアクションを起こす選手が少ない。そこを何とか変えていきたいと考えています。トレーニングひとつをとっても指導陣の僕らがいくら躍起になっても選手たちから湧き出てくるものがなければ、ただこなすだけの時間になってしまう。僕らが求めているのは、必要な情報を集めて、考えて、自らから動く選手です。そういう意識を持って社会に出てほしいし、そのためには大学時代の今から醸成していかないと間に合わないでしょう。やらされている、こなしている。そんな受け身の姿勢でサッカーに取り組んでほしくないと考えています。



