モラス 浦和はメディア対応も多いクラブなので、当時の社長といろいろ話をした結果、「ドイツ語をネイティブに話すことができる人に通訳をお願いしたい」と依頼されて。そんなこともあって「通訳だったんでしょ?」と言われることもあって。後から考えるとあれは失敗だったかなと。間違った印象を与えてしまったなと。
その後はヨーロッパに戻って監督だったりコーチだったりスポーツディレクターなどもやっているんですけれども、今でもよく言われます。
ただ大きなポイントとして、訳す作業の時に、自分が指導者を10数年やっていることはすごく役に立ちましたね。それは間違いないです。
それと僕はドイツで指導者になって、基本はオーストリアで活動していたので、たまに日本語が怪しい。僕は日本語でサッカーを学んだことがないので。現場で使う実際の言葉というのは、堀之内聖(元浦和レッズDF)とか鈴木啓太(元浦和レッズMF)とか、彼らが使っている言葉を聞きながら「こういうシチュエーションではこういう言葉を使うんだ」ということを理解しながら勉強していきましたね。
なお、この対談の詳しい模様はこちらから視聴可能だ。