橘FW中村大輝

　第98回全国高校サッカー選手権神奈川2次予選3回戦で橘はFW中村大輝の2発などにより日大高を4-1で下し、次戦で5年ぶりの王座奪還を狙う総体予選4強の日大藤沢と戦う。

　「どんどん裏に仕掛けてクロスを上げたり、中にカットインしてゴールを狙ったりするのが自分の特徴」と自身を分析するFW中村大輝 は1点目を「見方のクリアボールに良い形で反応し抜け出せたので自分で勝負出来た。感覚的に股が開いたかなと思って蹴ったんですけど、入って良かったです」と胸を張った。2得点目はその特徴を活かした狙い通りの形 。「最初開いて足元で受けてから打とうっていうイメージがあったんですけど、開いた時に相手もこっちを意識してきたので逆が開いた。粋くん（7番MF安部粋）が裏に置いてくれたので後は振り切るだけでした」と中村は語った。

　今大会チームは11得点、ここまでチームの攻撃を牽引する存在の中村は「自分たちはK1リーグでなかなか得点出来ていなくて苦しい時間帯が多い試合ばかりだったので、こうやって自分たちのリズムで点が取れているのは良いことですし、もっと自分が点を取れたら良いなと思います」と意気込んだ。

　そして次戦は日大藤沢との一戦。「リーグ戦では何も出来ずに力の差を見せつけられた。次の試合ではどんな内容でも最後勝ち切れるようなサッカーをしたいと思いますし、自分の良さを出してチームを勝たせたいと思います」とリベンジに燃える。