森保一監督

 新型コロナウイルスの影響で全国高校サッカー総体(インターハイ)・全国中学校サッカー大会が中止になったことを受け、5月1日、日本代表の森保一監督が日本サッカー協会(JFA)の公式Youtubeを通じてインターハイ・全中を目指していた中高校生にメッセージを送っている。

 森保監督は「今年の全国高校総体(インターハイ)や全国中学校体育大会が中止となったと聞きました。選手の皆さんの心情を考えると私も心が痛いです。大会主催者の皆さんも苦渋の決断だったと思います。選手の皆さんにとってインターハイや全国中学校体育大会は大きな目標だったと思います。日ごろの練習の成果を発揮する舞台がなくなってしまい、とても辛く、悔しくて、やるせない気持ちでいっぱいだと思います」と選手たちを気遣った。そして、「みなさん一人一人が努力してきたこと、チーム一丸となって努力してきたことはとても大きな価値のあることです。これまで頑張ってきたことを誇りにして前を向き、力強く前進してください。この度のような形で大会がなくなってしまったことで、次に向かい気持ちを切り替えていくことは簡単ではありません。しかしながら、この困難を乗り越えることでみさなんさはより一層強くなれます。そして、みなさんが歩むこれからの人生や進路において、この経験が必ず生かされると、私は確信しています。我々日本代表も3月から活動ができず、今後の予定も決まっていません。非情に厳しい状況ですが、みなさんとともに乗り越えていきたいと思っています。一緒に困難を乗り越え、未来に向かっていきましょう。みなさん頑張ってください」と呼びかけた。