1月11日、第99回全国高校サッカー選手権の決勝が埼玉スタジアム2○○2で行われ山梨学院高等学校(山梨)と青森山田(青森)が第88大会以来11年ぶりに選手権の決勝の舞台で高校日本一の座をかけて激突し、PK戦の末に山梨学院高等学校が勝利し3962校の頂点に立った。
山梨学院高等学校は優勝候補と目されていた昌平(埼玉)、2年連続4強の帝京長岡(新潟)を連破し、5戦6得点3失点で決勝進出を決めた。対する11年前のリベンジ、そして2年ぶりの王座奪還を狙う青森山田(青森)は堅守の矢板中央(栃木)を5-0と圧倒するなど4戦15得点2失点で3大会連続の決勝進出を決めた。
試合は11年前と同様に山梨学院高等学校がスコアを動かす。12分、山梨学院高等学校は右サイドからボールを受けたMF広澤灯喜が左足でトラップし右足を振り抜くとこれが決まり先制点を奪取。一方、1点ビハインドの青森山田は57分、ロングスローから浦和レッズ内定のCB藤原優大が同点ゴールを沈めると、その6分後にはMF安斎颯馬が今大会5得点目となるゴールを決め試合をひっくり返す。このまま突き放しにかかりたい青森山田だったが、逆に78分にFW野田武瑠にゴールネットを揺らされ再び同点に。その後、10分ハーフの延長戦に突入するもスコアは動かず2-2のままPK戦へ。これを制した山梨学院高等学校が勝利し11年ぶり2回目の優勝を果たした。
▽第99回全国高校サッカー選手権
第99回全国高校サッカー選手権