4月から早稲田大学への進学が内定している青森山田のMF安斎颯馬に、第35回デンソーカップチャレンジサッカー熊谷大会の初日を終えての感想を取材。「高校生でも大学生相手にやれるところを見せたい!」という闘志がみなぎるインタビュー。

ーー福田師王選手(神村学園1年)が2得点。一緒にプレーしてみてどうだったか? 「凄いな」と思う部分はどんなところか?

 師王も「安斎さんとコンビを組みたい」って言ってくれていたので連携という面ではやりやすかったです。自分がボールを持った時は、とりあえず師王を見るんで。師王は「抜け出し」が本当に上手くて、1年生であれだけゴール感覚があるのは凄いなと思います。あれだけ堂々とプレーできるのも、自分が1年生だったときと比べると、メンタルの強さを感じます。

ーー今日は3-4で惜しくも負けてしまったが次戦はJリーグ内定選手もいる関東選抜Aチーム。対戦に向けての感想は?

 決勝トーナメントに進むためには、強豪の関東選抜Aチームを倒さないといけないのでしっかり戦いたいと思います。

ーー高校選抜での試合が制限されることが多い中で、デンソーカップの意義というのはどう感じているか?

 まず海外遠征が中止ということになってしまって、その後に多くの方のおかげでデンソーカップに参戦させていただけることになって感謝の気持ちを持っています。また、ただ参加するだけではなくて大学生相手でも「しっかり戦えるぞ」というところを見せていきたいと思っています。今日の試合は負けてしまったのですが、次は高校生が大学生に勝つというところ見せたいと思っています。

ーー球際では負けていなかったと思うが、その辺りの意識は?

 体格差など、どうしても劣る部分もある中で、先に体を入れるとか、予測だったり、工夫次第で大学生相手でも勝てると思うので、ビビらないでやっていきたいと思います。

ーーこの大会では個人的にどういったところをチャレンジしたいと思っていたか?

 まずは結果を出すこと。あとは大学生相手にも足元の技術だったり、ドリブル突破だったり、1対1の個々の部分で絶対に負けないようにしたいと思っています。

ーー選手権得点王の力は見せられたと思うが自分ではどう思っている?

 風も強い中、前半でのフリーキックの場面でGKが前に出ていたので、後半のFKは狙ってみようかなと思っていました。中の選手にも「突っ込むように」という指示は入れていました。いい感じにボールも飛んでくれて良かったと思います。

ーー福田選手や荒井悠汰選手(昌平高1年)などが活躍していたが、「凄いな」と感じた選手はいるか?

 同じ青森山田の宇野禅斗(青森山田2年)は信頼しているしこれから伸びていく選手だなと思っています。

ーー今後大学に進学するが、そのステップとしても今回のデンソーカップは重要だと思うが自身ではどう考えているか?

 大学に進んでも、「1年目からやれる」というところをこの大会で見せていきたいですし、結果を残すことで将来の夢でもあるプロへ近づくと思います。4月から入部する大学(早稲田大)でも即戦力として戦えることを証明したいなと思っています。