必死のスライディングをみせる三国丘4番DF森次晃祐

 5月23日、令和3年度全国高校サッカーインターハイ(総体)大阪予選の4回戦が行われ、三国丘は0-1で惜しくも大商学園に敗れ4回戦敗退となった。

 試合後、三国丘の長井一也監督は「三国丘は進学校という事で、この試合を最後に引退する子たちが多かったので、やっぱりその想いっていうのが強豪校相手にうまく作用して頑張ってくれたかなと思います。球際で戦うところが自分たちの生命線なので、前から行こうというのはこの子たちが決めてやっていたことなので、やりたいことは実践出来ていたのかなと思います」と試合を振り返り、今大会については「2回戦スタートという事で、同じ公立校との対戦でどっちが勝ってもおかしくないところを集中力で乗り切ってきたかなという気がします。こういう私立の学校相手にチャレンジしたいという目標でやってきたので、ある意味一つ満足感はあるんですが、ゲームを終えて選手たちの表情を見ると『もう少しできた』というのが伺えました」と振り返った。

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 府内でも屈指の進学校である三国丘。選手自らが決めて果敢に前線から守備に走って戦った姿は「自主自立」の校訓通りだ。受験勉強の為にこの試合で引退する3年生たちの想いはゴールには繋がらなかったが、「厳しい試合だった」と商大学園を苦しめた内容で十分伝わってきた。

(文・写真=会田健司)

▽令和3年度全国高校総体(インターハイ)大阪予選
令和3年度全国高校総体(インターハイ)大阪予選