2次トーナメント1回戦で勝利した早稲田実業イレブン

 あす5月29日と30日に令和3年度全国高校総体(インターハイ)東京予選の2次トーナメント2回戦計5試合が行われる。

 29日のカードは都立駒場対堀越、暁星高等学校対駿台学園、修徳対早稲田実業の3試合、30日のカードは日大三対成立学園、大成対関東一の2試合となっているが、まずは29日に行われる各試合の見どころについて触れておきたい。

 T4リーグ所属の都立駒場対T1リーグ所属の堀越の激突は、リーグだけで見ると堀越の方が格上だが、関東高校サッカー東京予選で都立駒場は4強入り。敗れはしたが準決勝の國學院久我山戦でも特に後半は良いプレーが散見した。堀越にとっては厄介な相手となるだろう。堀越は1次トーナメント2回戦の大森学園戦で見せたような素早くパスをつなぐ本来のサッカーをできるかがポイント。好勝負が期待される。

 暁星高等学校駿台学園の一戦は、勢いに乗る暁星高等学校の戦いぶりに注目。1次トーナメント1回戦でT1所属の駒澤大高に勝利し、以降明星学園、2次トーナメント1回戦で早大学院を撃破。3試合無失点と堅守も特徴だ。一方の駿台学園も、勢いに乗ると手がつけられなくなるチーム。1次トーナメント2回戦の東京実業戦では内容の良いサッカーをしており、2次トーナメント1回戦でもディフェンスの良い都立国分寺に対して4得点と好調をキープ。MF敦賀勇輝、FW大熊悠希ら攻撃陣の動きがカギを握る。

 修徳早稲田実業はT2リーグ所属校同士の対戦。修徳は1次トーナメントを2試合合計11得点で勝ち上がってきた。2次トーナメント1回戦の攻玉社戦でも3得点を挙げており、MF福田大翔、FW西山遼海らのプレーに注目。一方の早稲田実業はキャプテンのDF宮寺政茂らを中心とした組織的な守備がストロングポイント。1次トーナメント1回戦から無失点を継続中だ。また修徳は修徳は田島慎之佑、早稲田実業は久米遥太と、両チームとも1年生にグッドプレイヤーがいるのも特徴。彼らのプレーにも刮目したい。

▽令和3年度全国高校総体(インターハイ)東京予選
令和3年度全国高校総体(インターハイ)東京予選