清水桜が丘FW大瀧秀一

　10月25日、第100回全国高校サッカー選手権静岡予選の組み合わせ抽選会が行われた。高円宮杯 JFA U-18サッカープリンスリーグ2021 東海に所属、元日本代表の藤田俊哉や名波浩、川口能活、小野伸二といったそうそうたるプレーヤーを輩出してきたのが清水桜が丘（旧・清水商）だ。

　トーナメント初戦で前回大会準優勝の東海大翔洋との対戦が決まると清水桜が丘FW大瀧秀一（3年）は、「出身が東海大翔洋中なので、知り合いが多くやりづらい面もあります」と話し、「ただインターハイ予選でも3回戦で戦っている（2-1で清水桜が丘の勝利）ので、その時よりやりづらさは無いです」と続けた。

　チームの状態については「徐々にプレースピードも上がってきていて、コンディションも良くなってきていると思います」と万全をアピール。

　選手権に向けては「いろいろな態勢から両足でシュートを打てるのが自分のストロング。今は振り向いてからのシュートもストロングのひとつですけど、インハイ前は特にそこまでではなかった。インハイで負けてからきっかけもあって積み上げてきた。決勝トーナメントでは普段やってきたことをすべて出したい」と意気込みを語った。

　豊富な運動量と走力で攻守に渡って貢献するチームに欠かせない存在。両足から放たれるシュートでゴールを量産できれば、2017年度以来の選手権出場がグッと近づくはずだ。