清水桜が丘MF落合文

 第100回全国高校サッカー選手権静岡予選の組み合わせ抽選会が10月25日に行われた。風間八宏をはじめ、藤田俊哉や名波浩、川口能活、小野伸二などといったそうそうたるプレーヤーを輩出し、全国大会でも数々の輝かしい成績を残してきた清水桜が丘は、初戦で前回大会準優勝の東海大翔洋との対戦が決まった。

 キャプテンのMF落合文(3年)は東海大翔洋との対戦について「しっかりやろうと。もちろん勝利にこだわりたいですけど、まずは監督からいつも言われていることをしっかりやろうと思います」と冷静に話す。

 キャプテンとして大事にしていることは「自分のことよりも、まずは周りのメンバーのこと」と言う落合。チームのことを気にかける高いキャプテンシーを備えた、そんな落合には片瀬監督からの信頼も厚いようだ。

 チームの状態についても「練習の雰囲気も良く、大瀧(秀一)や望月(斗弥)なども点を取れる選手がいたりGK瀬崎(一翔)も良くて、いい感じに来ていると思います」と盤石の様子。

 そんな落合に、意識しているチームのことを聞くと「和倉ユースで敗れた青森山田と対戦したい。強いチームと対戦したい。『今の俺たちは違う』というところを見せたい」と話してくれた。さらに「堅守速攻、スピード感についてはつねに意識している。和倉の青森山田との試合で、パススピードなど通用する部分もあった」と続けた。

 青森山田と対戦するためには、まずは激戦区・静岡を勝ち抜かなければならない。落合なら勝ちを意識し過ぎず、気負い過ぎず「いつもやっていることをしっかりと」やり切って、チームを全国へと導くだろう。

▽第100回全国高校サッカー選手権静岡予選
第100回全国高校サッカー選手権静岡予選