青森山田MF松木玖生

 11月7日、第100回全国高校サッカー選手権青森予選の決勝、青森山田野辺地西の一戦が行われた。試合は前半13分に青森山田が先制を許すも、前半に2点を奪い逆転。後半にも3点を追加し5-1で勝利した。

 自らも3点目のゴールを挙げた青森山田のキャプテン、MF松木玖生(3年)はゲーム後、「野辺地西に先制されたが自分たちに焦りはなかった。同点弾、逆転弾といいテンポで奪うことができたのは良かった」と振り返り、自身のゴールについては「あの流れは練習でもよくやっていたの、練習通りにできたいい得点だった」と続けた。

 青森予選決勝についても「普段の試合と変わらず、平常心で戦えば絶対に勝てると話していた」と普段通りのゲームを意識。自身のユニフォームの下に怪我で戦列を離れたDF大戸太陽(3年)のユニフォームを着ていたことを聞かれると「太陽自身もこの時期の怪我で難しい部分はあったと思う。それでも落ち込むことなくチームの選手たちのために、いろいろと準備をしてくれたり、声掛けをしてくれている。太陽のためにも今後の試合はすべて勝っていきたい」とコメントした。

 青森県大会25連覇については「歴代の先輩の方々が築いてくれた連覇を自分たちの代で止めるわけにはいかなかった。ただそこ(25連覇)も気負い過ぎず、自分たちの代でしっかり優勝することを考えていた」と話した。

 選手権本大会に向けてを問われると「まずはプレミアリーグもあるので、そこでしっかり結果を出しながら、高望みせず一戦一戦しっかり戦っていきたい。3年生は最後の大会になるので、そこは笑って終われるように、練習でやっていることを試合で出せるようにやりたい」と語り、100回大会についての思いには「特にないです。いつも通り。気負い過ぎるといい戦いができない」と平常心で臨むことを強調した。

▽第100回全国高校サッカー選手権青森予選
第100回全国高校サッカー選手権青森予選