最終節でゴールを決めた京都橘DF前山仁

 高円宮杯 JFA U-18サッカープリンスリーグ2021 関西は12月4日、第18節の最終節5試合がJ-GREEN堺で一斉に開催された。

 メイン会場であるS1で行われた阪南大高(大阪)vs京都橘(京都)は、7分に京都橘が浦和レッズ内定のFW木原励がロングボールで裏に抜け出しゴールに流し込み先制すると、86分にもMF芳賀海斗のドリブル突破からDF前山仁がダメ押しゴールを決めて2-0で勝利した。阪南大高は勝点35の2位、京都橘は勝点28で3チーム並んだものの得失点で下回り、6位でシーズンを終えた。

 金光大阪(大阪)vs大阪桐蔭(大阪)は、大阪桐蔭が37分に中塚亮晴のゴールで先制すると、55分に高垣佑椰が追加点。85分には朝山大輝がダメ押しゴールを決めて3-0で勝利した。金光大阪は勝点18の8位、大阪桐蔭は勝点28の5位となった。

 東海大仰星(大阪)vs履正社(大阪)はスコアレスで前半を終えると、履正社が54分にMF竹腰智也のゴールで先制。更にFW名願斗哉とFW廣野大河が追加点を決めた履正社が3-0で東海大仰星を下した。履正社は勝点45で優勝し、廣野は大会MVPを受賞。GK平尾駿輝はゴールデングラブ賞を受賞した。敗れた東海大仰星は4位となった。

 初芝橋本(和歌山)vs興國(大阪)は、スコアレスで迎えた79分に川崎F内定MF永長鷹虎が今シーズン12点目となるゴールを決めた興國が1-0で勝利。永長はこれでこの日欠場となった阪南大高の湘南内定FW鈴木章斗と得点ランキングで並びJ内定2人が揃って得点王に輝いた。勝利した興國は勝点32で3位、初芝橋本は勝点8で最下位となった。

 大阪産大附(大阪)vs三田学園(兵庫)は、大阪産大附が西岡奏音のゴールで先制すると、三田学園も7分に清井海尋のゴールで同点に追い付く。しかし大阪産大附が8分に島田賢斗のゴールで勝ち越すと、その後も54分に島田、79分に増田哲平、84分に鍋嶋泰志と次々にゴールを決めて5-1で勝利した。大阪産大附は勝点19で7位に入り、金光大阪をかわしてプリンス1部残留を決めた。三田学園は勝点10で9位という最終結果となった。

 なお、優勝した履正社と2位の阪南大高は12月10日と12日に広島で行われるプレミア昇格プレーオフに進出。その2チームの結果によってプリンス2部降格のチームが決まる。そしてプリンス昇格プレーオフを勝ち抜いた大阪学院大高(大阪)、近江(滋賀)、報徳学園(兵庫)の3チームが来季から1部に参入する。

【第18節試合結果】
阪南大高 0-2 京都橘
金光大阪 0-3 大阪桐蔭
東海大仰星 0-3 履正社
初芝橋本 0-1 興國
大阪産大附 5-1 三田学園

【個人賞】
MVP:廣野大河(履正社)
得点王:鈴木章斗(阪南大高)、永長鷹虎(興國)※12ゴールで並んだため2名同時受賞
ゴールデングラブ賞:平尾駿輝(履正社)

▽高円宮杯 JFA U-18サッカープリンスリーグ2021 関西
高円宮杯 JFA U-18サッカープリンスリーグ2021 関西