監督としては自身初の全国大会に臨む滝川第二・亀谷誠監督
12月3日、大阪市中央区の読売テレビ本社で第100回 全国高校サッカー選手権大会 近畿地区代表校 共同記者発表会が行われた。4年ぶり21回目の出場となる兵庫県代表滝川第二からは亀谷誠監督が出席。
「僕自身監督としては初なので、初出場のようなものなんですが、兵庫県の代表として出るのでしっかり頂点を目指して、ただし必勝という事で(一戦一戦)しっかり戦っていきたいと思ってます。それ以外のところでは、予選から県の高体連の先生方が本当に色んなことを手伝って頂いて大会が出来たので、感謝の気持ちをしっかり持って、観て頂いている方にサッカーの魅力というか"サッカーっていいな!勇気もらえた!"と言ってもらえるような試合が出来たらなと思っております」と挨拶した亀谷監督。
兵庫予選の収穫については「厳し戦いを勝ち上がる事によって自分たちのスタイルに自信を持てたというところです」と話し、逆に課題については「自分たちの理想にはまだまだ遠いというか、そこにもっと近付いていかないといけないと思っています」と話した。
チームのスタイルついては「ボールを大事にし、常にアグレッシブかつ献身的に攻守に主導権を握るスタイルです」と説明し、「注目選手は藤田仁朗です。彼はボールを触った後に状況を一変させることが出来る魔法の杖を持っている選手だと思いますので、是非楽しみにして頂けたらと思います」と注目選手に1年生から10番を背負ってきたキャプテンの名前を挙げた。
100回大会の記念大会という事については「(県大会を)やっている時は正直全く意識はしていなかったんですけど、こうやって出場権を得て色んな方々と関わって、取材等もして頂くことによって、そういう節目に出れたことは凄くよかったなと感じています」と全国大会出場を決めて100回大会の意識が強くなったとコメント。自身が思い出に残っている大会については「国見と東海大一の試合でのアデミールサントスのFK」と第65回大会の決勝のゴールシーンを挙げた。
最後に「選手が高校選手権に憧れて夢を持って1年生で入ってきて、出ていく時に更に夢を大きくしてあげられるような指導者になりたいなと。そういうクラブでありたいと思っています。その子たちがサッカーを好きになって、そのサッカーを見て子供たちがサッカーをしてと、サッカー界がずっと続いてくれるような形になればいいなと思っています」と育成やサッカー界への想いも語った。
滝川第二
1984年に創部。岡崎慎司(カルタヘナ)、金崎夢生(名古屋グランパス)、加地亮など多数のプロ選手や日本代表選手を輩出している。
選手権では第89回大会で全国初優勝
部員82人
▽第100回全国高校サッカー選手権
第100回全国高校サッカー選手権