優勝旗を返還する山梨学院の谷口航大キャプテン(写真=矢島公彦)

 12月28日、第100回全国高校サッカー選手権が開幕を迎え、国立競技場では開会式が行われた。

 17代目応援マネージャーの茅島みずきさんを先導役に全48校が行進で登場。前回優勝校の山梨学院が先頭を歩き、その後は北海道代表の北海、青森県代表の青森山田と、北から南へ47都道府県の各校が掛け声とともに競技場へと入場していった。

 続いて全国高等学校体育連盟サッカー専門部の玉生謙介部長による開会宣言、国歌演奏が終わると、前回王者・山梨学院のキャプテン谷口航大が優勝旗を返還。また田嶋幸三日本サッカー協会会長、文部科学副大臣 池田佳隆が挨拶を行った。

 そして選手宣誓を務めたのは高川学園の奥野奨太キャプテンだ。大会前に全治5か月の怪我を負い自身は出場が絶望的となったが、ピッチに立つ選手たちの想いを背負いながら歴史に新たな1ページを書き記すことを力強く誓った。

 2019年に新たに会場した国立競技場で、熱い戦いの火ぶたが切って落とされた。このあと、開幕戦の関東一(東京)対中津東(大分)が15時からキックオフされる。

▽第100回全国高校サッカー選手権
第100回全国高校サッカー選手権