先制ゴール後の東福岡イレブン(写真=矢島公彦)

 12月29日、第100回全国高校サッカー選手権の1回戦15試合が首都圏内の8会場で行われた。

 2017年度以来の全国制覇を目指す前橋育英(群馬)は、FW守屋練太郎の3発などにより草津東(滋賀)に4-0で勝利。千葉の強豪・流通経済大柏(千葉)は近大和歌山(和歌山)にPK戦の末に敗れ初戦で姿を消した。

 選手権初制覇を狙う桐光学園(神奈川)は西原(沖縄)を1-0で破り、U-22日本代表のチェイス・アンリ擁する尚志(福島)は瀬戸内(広島)にPK戦の末に勝利し次戦に駒を進めた。

 6年ぶりの全国選手権出場となる阪南大高(大阪)は、福井予選の4試合で42得点という攻撃力が売りの丸岡(福井)に完封勝ち。高校サッカー界の重鎮・小嶺忠敏監督が率いる長崎総科大附(長崎)は北海(北海道)を2-1で撃破した。

 11年ぶりの全国選手権出場となる西武台(埼玉)と令和3年度全国高校サッカーインターハイ(総体)16強の三重(三重)の一戦は1-0で三重が勝利。令和3年度全国高校サッカーインターハイ(総体)8強の岡山学芸館(岡山)は、山形予選を無失点で勝ち抜いた羽黒(山形)に2-1で逆転勝ちした。

 令和3年度全国高校サッカーインターハイ(総体)4強の静岡学園(静岡)は、11年ぶりの出場となった徳島商(徳島)を5-0で退け、過去3度の選手権制覇を果たした東福岡(福岡)は、過去2度優勝の秋田商(秋田)との伝統校対決を1-0で制した。

 今年度の高円宮杯 JFA U−18サッカープレミアリーグ2021 WESTで4位の大津(熊本)は、全国初出場の中部大第一(愛知)に5-0の快勝。

 技巧派揃いの帝京大可児(岐阜)は2019年度大会で16強入りした今治東中等教育学校(愛媛)を4-1で下した。

 一方で、令和3年度全国高校サッカーインターハイ(総体)4強の星稜(石川)は、高川学園(山口)に2-4で敗れる結果となった。

 昨年度大会で8強に進出した堀越(東京)は高知(高知)に2-1で勝利。10年ぶりに全国で戦う奈良育英(奈良)と、2年ぶり2度目の出場となった専修大北上(岩手)の一戦は、4-2で奈良育英が制した。

【1回戦試合結果】
西武台 0-1 三重
前橋育英 4-0 草津東
流通経済大柏 1-1(PK:4-5) 近大和歌山
尚志 0-0(PK:4-3) 瀬戸内
桐光学園 1-0 西原
羽黒 1-2 岡山学芸館
北海 1-2 長崎総科大附
丸岡 0-3 阪南大高
秋田商 0-1 東福岡
中部大一 0-5 大津
静岡学園 5-0 徳島商
帝京大可児 4-1 今治東中等教育学校
星稜 2-4 高川学園
堀越 2-1 高知
専修大北上 2-4 奈良育英

▽第100回全国高校サッカー選手権
第100回全国高校サッカー選手権