3-0で長崎総科大附を破り8強へ進出した東山

　1月2日、第100回全国高校サッカー選手権の3回戦が行われ、駒沢陸上競技場での2試合目では、3年ぶり4回目出場の東山(京都)と2年ぶり8回目出場の長崎総科大附(長崎)が対戦した。

　東山は、初戦となった2回戦で市立長野(長野)を下して勝ち上がってきた。一方の長崎総科大附は、北海(北海道)との1回戦を2-1、堀越(東京)との2回戦を1-0で競り勝ち、この3回戦を迎えた。

　19分にCKから決定機を作った東山は29分にもビッグチャンスを得る。左サイドからのロングスローの流れで、10番FW藤枝康佑(3年)が豪快に右足を振り抜く。このシュートがゴールネットを揺らし、東山が先制に成功。

　エースの今大会初ゴールでリードを得た東山は、その後も巧みに試合を運ぶ。左の芦高佑(3年)、右の西岡紫音(2年)というスピードのあるサイドアタッカーを生かした長崎総科大附の攻撃を上手くいなしながら、追加点を狙っていった。

　後半8分にはCKからDF原口玖星(3年)のヘディングで長崎総科大附にあわやゴールという場面を作られながらも、同24分、中盤でパスカットしたMF阪田澪哉(2年)がドリブルで持ち運びシュートを放つと、GKがストップしたこぼれ球にいち早く反応したFW芦谷斗亜(3年)が押し込み、追加点を決める。

　さらに終了間際には真田蓮司(2年)が蹴ったFKを阪田が折り返し、最後は藤枝がヘディングで3点目を奪取。そのまま3-0で東山が勝利を収めた。

　8強入りを決めた東山は、青森山田(青森)が待つ準々決勝(1月4日)へと駒を進めた。