青森山田MF藤森颯太
1月8日、第100回全国高校サッカー選手権の準決勝、高川学園(山口)対青森山田(青森)の一戦が国立競技場で行われた。試合は前半の3分に青森山田が先制すると、その後もゴールを重ね6-0で高川学園を下し、4大会連続で決勝進出を決めた。
このゲームで3アシストを記録した青森山田MF藤森颯太は試合後「高川学園は粘り強い守備から1点をモノにして勝ち上がってきたチーム。セットプレーが強いという情報もあったが、自分たちの強みもセットプレー。セットプレーをさせないような守備だったり、セットプレーから得点を取るというところを課題として取り組んだ一戦だった」とコメント。
対戦相手が5バックやサイドを埋めてくる中で、自身の持ち味をどのように出せているかを問われると「準決勝以外の3試合というのは自分の特徴をなかなか出せず悔しい結果だった。チームの得点にも絡めないシーンが多かった。そういった意味では今日は自分がどうやっていくかを意識していた。自分の武器である縦への突破は警戒されてくるのは分かっていたので、那須川(真光)や(渡邊)星来といったところのくさびのパスを入れた後の自分の動き出しなど、チームでのコミュニケーションを意識した」と答えた。
積極的な仕掛けが見られた後半と前半の違いについては「前半は相手が5バックで来て、縦のスペースが消される中で味方をうまく使って、ポケットへの侵入などを意識した。後半は4バックに戻ったので、1対1ができる状況になってスペースが見られたので、そこで突破を仕掛けたり変化を加えた」と説明。
3アシストについては「1点目は試合の立ち上がりということで大事なセットプレー。いい位置でFKをもらえたので、いつも通りボールを蹴り込むだけだった。味方の選手がうまく入ってくれて前半3分に先制できたのは良かった。2点目は前日練習でトリックプレーの練習をやっていてファーへの供給を求められていた中で、きっちりいいボールを供給できた。(丸山)大和がしっかり決めてくれた。4点目は自分のランニングから始まった。相手に前に入られながらも相手の前に入れ変わって入った。少しフェイントを入れながらクロスを上げられるコースあけて、股が見えたので股にボールを供給したらそこに3人くらい入ってくれたので、うまく決めてくれた」と振り返った。
決勝への思いを聞かれると「2年連続決勝で敗れ準優勝に終わっている。自分たちの目標でもある“3冠”もかかっているので、なんとしても優勝したい」と語った。
▽第100回全国高校サッカー選手権
第100回全国高校サッカー選手権