この日1ゴールを奪ったU-17日本高校選抜FW福田秀人

 静岡県内でトレーニングキャンプ中のU-17日本高校選抜は20日、桐蔭横浜大とのトレーニングマッチ(30分×3本)を行った。

 1本目は立ち上がりから桐蔭横浜大に押し込まれる展開に。4分、桐蔭横浜大はチャンスを作るも、U-17日本高校選抜DF萩原聖也(流通経済大柏)がスライディングしながら相手のシュートをブロックし、ピンチを凌ぐ。しかし前半8分に桐蔭横浜大に先制点を奪われてしまう。

 U-17日本高校選抜は立ち直り、その後流れを掴み始めると、得点には至らなかったものの、11分には立て続けにシュートを放つ。さらに28分にはMF名願斗哉(履正社)がドリブルシュートを放つもここは相手GKにキャッチされ1本目を0-1で終える。

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 1本目途中から流れを掴んだU-17日本高校選抜。2本目はロングパスや裏抜けなどから得点をうかがう。すると16分、FW福田秀人(米子北)が押し込み同点とする。さらに25分にはロングフィードを受けたDF鈴木大翔(尚志)がシュートを放つもGKにキャッチされ2本目を終える。

 キャンプ最終日の試合になんとか勝利をつかみたいU-17日本高校選抜は、3本目も奮闘。4分にはFW澤田佳憲(瀬戸内)が気迫のスライディングシュートを放ち、2-1と勝ち越しに成功する。

 しかしリードを奪われたことで桐蔭横浜大に火がつく。7分に同点ゴールを奪うと、直後の8分にも得点を奪い逆転。意地を見せたいU-17日本高校選抜は25分、MF名願のクロスに抜け出したFW福田がシュートを放つ。しかしこのシュートはバウンドをしながらバーを直撃し、ゴールには至らない。

 結局2-3のままゲームは終了しU-17日本高校選抜は大学生相手に3連敗。しかし前2戦から守備の修正など進歩を見せた戦いぶりは、今後の活動や成長に期待を抱かせるものだった。