日本高校選抜MF20阪田澪哉

 3月9日、「第36回デンソーカップチャレンジサッカー福島大会」の本大会が開催され、東海選抜対日本高校選抜の一戦が行われた。試合は日本高校選抜が東海選抜に0-3で敗れた。

 この試合、右SHでスタメン出場したのが日本高校選抜MF阪田澪哉(東山2年)だ。東山(京都)では主力として昨夏のインターハイ、そして第100回大会の選手権に出場。どちらの大会も青森山田(青森)の前に屈したが、インターハイの青森山田戦では得点も奪っている。

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 阪田のストロングはスピードを活かしたサイドからのアタック。しかし、東海選抜戦での阪田のプレーにははやや消極的な印象を受けた。そこは「最初の大学生の“圧”にちょっと引いてしまった」と自分でも感じていたようだ。さらに「前半に2失点してしまったのはチームとしも課題。前半は蹴ってばかりだった。個人としては大学生相手に自分の良さが出せなかった」と自らも納得できていないようだった。

 しかしハーフタイムには「後半はボールを持って運ぼう」という指示もあり、自身も高い位置でプレー。後半からは左SHにポジションを変更したが、特徴を活かした仕掛けも見られるようになった。

 東山の先輩には鎌田大地(フランクフルト)などがいるが、「鎌田選手は世界で活躍されている選手。世界でやっていくにはもっと自分の中でレベルを上げてプレーしたい」と阪田も刺激を受けているようだ。

 デンソーカップチャレンジサッカーでは、この後もまだ試合が残っている。「大学生が相手だが、サッカーは年齢は関係ない。大学生のカバーや戻りの速さ、プレススピードなども知ることができた。チャレンジャー精神を持ってゴールという結果を出したい」と阪田は前を向く。この日感じた課題を糧に、自分の特徴を活かしたプレーを披露していくに違いない。

▽第36回デンソーカップチャレンジサッカー福島大会
第36回デンソーカップチャレンジサッカー福島大会