大阪商大高の中村隆都監督
4月24日、令和4年度全国高校サッカーインターハイ(総体)大阪予選1次予選2回戦が行われ、大阪商大高は高槻北と対戦。前半に先制ゴールを決めた大阪商大高がそのまま逃げ切り次戦に駒を進めた。
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ゲーム後、大阪商大高の中村隆都監督は「ピッチの状態が悪かったので、『とにかく相手のコートで試合をしよう!』と話をして、相手も力があるチームなので、勝てるかどうかというところでした。今回も初戦が肝でしたので、なんとか立ち上がりで1点取れたのが大きかったなと思います」と試合を振り返った。
昨年はインターハイ予選で6回戦まで進出し、大阪桐蔭に敗れたものの2回戦からの勝ち上がりで見事に16強入りを果たした大阪商大高。しかし選手権では初戦のアサンプション戦で敗れ無念の3回戦敗退となっていた。
「初戦が肝」というのはその経験からも来ていたのだろう。雨の状況や、野球のマウンドなど、色々な想定をしながら準備を進めてきた中村監督。
「中々自分たちの思い通りのサッカーが出来ずに勝てていない中で、最後のリーグ戦でひとつ勝てたことで自分たちのやるべきことがはっきり見えてきた」とリーグ戦でも苦戦をする中で、直近の試合で自信を掴んで今大会初戦に挑んだ。
「『雨の日のサッカーをしよう!』と割り切って、相手どうこうではなく、自分たちの今までやってきた事をしっかり発揮できるようにやるだけなので、変に緊張せずに自分たちの100%の力を出そうと」と中村監督は試合に選手たちを送り出し、その期待に見事に応え相手コートで試合を展開した選手たち。
「昨年のようなパワフルさよりも、ボールを繋ぐ技術のある選手たちが多い」という新チームだが、この試合は雨の日のサッカーをやり抜いた。