山田の高橋伸夫監督

 令和4年度全国高校サッカーインターハイ(総体)大阪予選1次予選2回戦が行われ、山田は大阪星光学院と対戦。前半終了間際に先制した山田がそのまま1-0で逃げ切り次戦に駒を進めた。

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 ゲーム後、山田の高橋伸夫監督は「先発を決めた時はサイドに技術のある選手を入れていたんですが、グラウンドのコンディションをみてキャプテンと相談して両ウィングに突破のできる選手を置きました。結果的にそのMF加味君が左サイドを破ってクロスを入れて逆サイドのMF吉田君が詰めてくれました。星光学院さんは集中力が高くて、スペースを使うのも上手だったので非常に苦労したんですけども、生徒たちが良く守り切ってくれたと思います」と試合を振り返った。

 山田は前半終盤に先制ゴールこそ奪ったが、後半は相手の粘り強い守備に苦戦し追加点を決められず、「インターハイ予選というのは3年生が引退をかけて戦ってくるメンバーもいますので、絶対に激しい戦いになると選手たちにも伝えていましたので、そこは選手も怖がらずに球際で戦ってくれたので結果に繋がったかなと思います」と、それでもしっかり球際で戦って無失点で勝ち切った。

 昨年の選手権では5回戦まで勝ち進んだ山田だが、新チームはコロナの影響で練習試合が出来ず、「公立校大会はすぐに負けてしまいましたが、3月からリーグ戦が始まって7試合程やれたので、ようやくチームらしく仕上がってきた」と、試合をこなす事でチームとしての形もやっと出来てきたところ。

 昨年は3年生が主体のチームだった事で「経験のない2年生が一からというところで、少し時間は掛かっていましたが、トーナメントで勝ち上がりながら上達していってくれれば」と今大会での成長に期待する高橋監督。

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