1年生で出場機会を掴んだ14番DF黒瀬直弥(写真=会田健司)
試合は序盤から三田学園がボールを支配。試合が動いたのは5分、三田学園は6番MF清井海尋の右サイドからのピンポイントクロスに18番MF鬼武哲也が飛び込みヘディングシュートをゴールに突き刺した。
早い時間帯で先制できたことで三田学園イレブンの動きは軽くなり前半に1点を追加すると、後半も選手交代をしながら3点を追加し5-0で快勝した。
「ワイドは速いですし、前2枚はボールを収めることも出来ますし、フィニッシュも持っています。だけどオフェンス陣が前で好きにやれるのはDF陣が誰かがやらないといけない仕事を縁の下の力持ちとしてやってくれているからで、GKを含め後ろの選手が泥臭い仕事をやってくれているおかげだと思います」と上野コーチ。
ボールを収められ、上背もある9番FW加藤拓人とテクニカルな10番FW宮内泉太朗がコンビを組む前線。スピードのある18番MF鬼武哲也と8番MF上山悠仁の両ワイド。そして破壊力のある攻撃陣を後ろで支えるDF陣。両SBの攻撃参加も効果的だったが、3番DF新井生と14番DF黒瀬直弥の両CBからのサイドに展開するボールも正確で、2人の長短を織り交ぜたパスはビルドアップの起点となった。
上野コーチも「彼には本当に能力が高くて期待しています。本当は第一CBが3年生にいるんですがその子が怪我で、2年生のCBの子も怪我をしていて。1年生で急遽出番が回ってきてプリンスでも使ったんですが、元々持っている能力が高いので、急に4月から上級生の試合の中に入っても遜色なくやっているので、本当に将来が期待できる選手だと思います」と出場機会を掴み堂々とプレーする黒瀬を絶賛。
勝つ事で自信を掴みチームのレベルを上げていく三田学園。新人戦では決勝で敗れているだけに、インターハイでは兵庫代表の座を勝ち取りたいところだ。
(文・写真=会田健司)
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▽令和4年度全国高校サッカーインターハイ(総体)兵庫予選
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