円陣を組む関大北陽イレブン

 ここまで快進撃を続けてきた関大北陽だが、その前兆は3月に行われた第12回PUMA CUP U-17 in SAKAIでみられた。予選リーグの初戦で昨年までプレミアリーグに所属していた京都サンガF.C. U-18を4-3で破っていたのだ。

 「サンガさんは凄いメンツが揃っている中で、自分たちがやってきた事がどれくらい通用するかというのを試したんですが、今でもミーティングで映像を使って振り返るんですけど、自分たちの奪い方や奪ってからはやく飛び込んでいくっていうのが良く出来ていたので、あの試合は凄く自信になりました」と矢田監督はその試合を振り返る。

 「PUMA杯でも強豪チームとやらせてもらって、その中でも勝ち切きることが出来たり、このチームは新チームになってから34ゲーム中5試合しか負けていないんです。1戦1戦こだわって、先を見過ぎず、目の前の敵をしっかり倒すことを目標に進めてきたので、それがどんどん力になって来ていると思いますし、このインターハイにも自信を持って入ることが出来ました」とリーグ戦やカップ戦で試合を重ねながら自信を付けてきた。

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▽令和4年度全国高校サッカーインターハイ(総体)大阪予選
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